2013年中旬、勝手に映画ランキング      その2

今回は私の中で4位にランキングされた、2作品をご紹介。

まず「スリープレス・ナイト」。

2人組の刑事が、マフィアのコカインを強奪するところから映画は始まります。

強奪は成功したが、主演のトメル・シスレー(フランスでは有名らしい)は

その際に腹を刺されてしまう。

まぁうまく行ったのだからその程度のことは我慢、我慢と思っていたが、

あっさり素性がバレてしまい、ひとり息子をマフィアに誘拐されてしまう。

当然、奪ったコカインと息子の交換を要求するマフィア。

しかし、借金のある相棒はコカインを返すことを拒む。

拒まれても息子の命が危ないので、相棒をボコってコカインを返すために

主人公はマフィアのアジトであるナイトクラブへ向かいます。

しかし、以前から2人の行動があやしいと睨んでいた別の刑事の尾行が……。

ここからノンストップアクションの波状攻撃が始まります。

ナイトクラブが入った建物だけで展開される、スリリングなストーリー。

限られた空間と時間の制限が、ハラハラ感を一層掻き立てます。

登場人物たちの思惑が絡み合う目まぐるしい展開に、工夫を凝らしたアクション。

ハリウッドリメイクの話が納得できる、オモシロさでした。

クイーンの懐かしい曲が、とてもオシャレに使われてましたね~。

Sleepless Night01  Sleepless Night02

Sleepless Night03

 

次は同じく4位だった「わたしたちの宣戦布告」。

自由過ぎるあまり、社会的には半人前のカップルに男の子が生まれる。

その子どもの成長に疑問を感じた2人は病院で検査を受けることに……。

そして検査の結果、子どもの頭に悪性の腫瘍が見つかる。

いきなり不条理な現実を突きつけられる2人。

普通の映画なら、ここから子どもの病気とけなげに闘う家族の姿を描くだろうが、

この映画はひと味もふた味も違う。

と言うのが、この映画は実話が基になっており、

そのご本人が監督、主演をこなしている。

さらにパートナー役もかつての恋人なのである。

子どもに迫る死と向き合うこととなる家族。

だけど、ずっとまっすぐ向き合っていては潰れてしまいます。

それぞれがそれぞれのスタイルで上手くいなすことが、継続の秘訣。

そんなメッセージをシリアスかつユーモラスに発しています。

上質なのに軽い、リアルってこんなものでは……と感じたとてもいい映画でした。

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次回は勝手ランキング3位の発表です。

 


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